HOME
第3回遊行の盆開催速報(2) イベント概要 初日の様子
全国盆踊り
盆踊りのふるさと藤沢TOP
第三回藤沢宿・遊行の盆 <2日目>
  藤沢のまちと舞台を結ぶ「流し踊り」


夏空高くそびえる遊行寺本堂。

満席の観衆の間をぬって、つぎつぎとステージに登っていく踊り手たち。

踊り手の列は「いろは坂」から遊行寺門前に連なり、さらにその先はきのう「遊行ばやしコンテスト」会場となった藤沢のまちが広がります。

盆踊りのふるさと・藤沢のまちと、盆踊りの原点・遊行寺の舞台が、観衆の目の前で結ばれた瞬間です。


いろは坂ながし踊り動画
いろは坂ながし踊り動画2
2日目ステージ動画
熱気の中の会場設営
初日(25日(金))の興奮冷めやらぬ、26日(土)の昼過ぎ。熱気のたちこめる遊行寺境内では、流れる汗を拭いつつ忙しく立ち回る出演者やスタッフの姿。きょうもまた長くて"熱い"一日となりそうです。

舞台リハーサルがはじまりました。「遊行ばやし」につづいて、子どもたちの踊り、そして念仏踊り。踊り手たちの表情には緊張はありません。むしろ、3年目の自信のようなものがそこはかとなく感じられます。今年もこの遊行の盆の舞台で、思い切り楽しんでもらえればと思います。
いっぽう舞台脇では、会場を盛り上げてくれる出店も準備に余念ありません。なにしろこの暑さ。「かき氷」のお店の前には、涼味を求めるファミリーの長い列ができました。
「2日目」開幕
4:30過ぎ。ステージでは、最初の出演となる「西富ばやし」と「きやり」が準備に入ります。藤沢を代表する貴重な民俗芸能ですが、毎年遊行の盆には必ず出演し、巧みな技とユーモアで会場を盛り上げてくれます。
ようやく暑さもゆるみはじめたPM5:00。「第3回遊行の盆」2日目の開幕が宣言されました。
今年も観客席は満員御礼です。
最大の見せ場・流し踊り
境内が「きやり」の美声に酔いしれているのと同じ頃。いろは坂には、スタンバイを終えて今や遅しと出番を待つ踊りチームの姿がありました。2日目最大の見せ場となる、境内ステージへの「流し踊り」です。

踊り手は、初日の「遊行ばやしコンテスト」表彰団体のみなさん。しかし、彼らは単に表彰されたから来ているわけではありません。昨日、遊行の盆は初めて藤沢のまちに進出。南口「ファミリー通り」で湘南藤沢遊行踊りが披露された後、北口「遊行通り」で「遊行ばやしコンテスト」が盛大に開催されました。参加してくれた総計21団体のみなさん、声援を送ってくれたまちの人たち、そして遠くから来てくれた見学の方々。そのすべての人々の思いと感動を、遊行の盆の原点であるこの遊行寺境内舞台へ届けるという大切な役目を託されているのです。
スタッフの合図で、流し踊りスタート。

先頭のグループが掛け声も勢いよく踊り始めると、流し踊りの各団体が一斉にいろは坂を登りはじめました。会場は拍手と歓声で踊り子たちを迎えます。シックな衣装や、ひょうきんな仮装、かわいらしいコスチューム。色とりどりの装いのグループが観客の間をつぎつぎと通り抜けていきます。ステージの上で自慢の「遊行ばやし」をしばし披露。笑顔いっぱいの踊り手たちの表情からも、きのうの街中での踊りの熱気と感動がはっきりと伝わってきました。
流し踊りのあとは、遊行の盆実行委員長、藤沢市長、市議会議長・議員、遊行第74代他阿真円上人の挨拶。そして盆踊りの原点・踊り念仏が一遍上人像の見守るステージでおごそかに披露されると、次はいよいよステージでの創作踊り「湘南藤沢 遊行おどり」です。
遊行の盆の自慢 「生唄」の盆踊り
舞台を彩る6種類の創作踊りは、藤沢の誇る民謡歌手・富田さんらの歌と太鼓のナマ演奏をバックに踊るという、とてもゼイタクな踊りなのです。"盆踊り本来の伝統を大切にしたい"という「踊り創作部会」の提案を受け、実行委員会のご努力によって例年この"ライブ盆踊り"が維持されています。
もちろんライブならではの難しさもあります。一瞬ではありましたが、立ち上がりの部分で拍子が取りにくいシーンがありました。でも、逆にこうした空気こそが、CDやテープの盆踊りでは決して味わうことのできない"ライブの魅力"でもあるのです。すぐに拍子を取り戻すと、あとはいつも通りの自信に満ちた踊りで観客を惹きつけていきました。
おわら&西馬音内の競演
あまりの人気のため、地元ではじっくり鑑賞するのも難しいといわれる越中八尾の「おわら風の盆」と秋田「西馬音内盆踊り」。2つの町は、今年もまたよりすぐりの踊り手・囃子方を藤沢へ送ってくれました。

舞台は再びいろは坂。上からは越中おわら風の盆、そして下からは西馬音内盆踊り。日本の2大人気盆踊りがいろは坂を交互に踊りぬけるという、夢のようなプログラムです。提灯のあかりに浮かぶ優美な踊り子の姿に「北のひとはみんなきれいね」とギャラリーからもため息。
さらに舞台では、待ちかねた境内の観衆を前にそれぞれの盆踊りの魅力を余すところなく披露してくれます。楽器演奏のみによる珍しいパフォーマンスなど、さすがのクオリティです。

今年の演出は、最後に踊り子たちが観客席の中へと降りてくるというもの。踊り子たちの呼吸まで伝わるような「近さ」に、観衆も大いに満足。踊りの終わった後も、ふたつの盆踊りに対する拍手が鳴りやみませんでした。
フィナーレ、そして…
数々の熱演に沸いた今年の遊行の盆も、いよいよ終わりが近づきました。
ステージに勢揃いした実行委員会のリーダーたちが、無事終了を祈り、観衆へも協力を呼びかけます。そしてプログラムの最後は、もう観衆にもおなじみとなったフィナーレ「みんなで楽しむ遊行ばやし」。舞台の上に駆け登る観衆と踊り手たちが一体となり、熱狂のうちに今年の遊行の盆も幕を下ろしました。
観衆が去った後の会場では、掃除と撤収。2日間の華やかな舞台と滞りのない進行は、スタッフや大学生をはじめたくさんの方々に支えられてのことであったことが改めて思い起こされます。
遊行の盆のこれから
遊行寺境内舞台からスタートした第1回。「流し踊り」への展開のきっかけをつかんだ第2回。第3回目の今年、遊行の盆はついに藤沢のまちの中へ飛び出し、そして原点へと戻ってきました。プレイベントから数えること4年。一歩ずつではありますが、毎年着実にパワーアップしてこれたのは幸運であり、また誇るべきことであったといえます。

今後の課題や方向性も少しずつはっきりしてきました。
踊り念仏に創作盆踊り。「越中おわら」や「西馬音内盆踊り」など全国の有名盆踊り。ジャズダンスやフラなど、出演者の多彩なバックグラウンド。挨拶の中でも指摘されましたが、遊行の盆はさまざまな盆踊りを楽しめる場になっています。やがてこの場が盆踊り文化の拠点・発信基地となり、日本の盆踊りを盛り上げていく。それが遊行の盆、そして藤沢に期待される大きな役割なのではないでしょうか。一方、今年藤沢のまちの中に印した第一歩をさらに進め、市内各地域の盆踊りとの連携・相互活性化という方向性も見えてきました。

こうした取り組みを通じて、藤沢が本当の意味で「盆踊りのふるさと」に育っていってほしい。そんな気持ちにさせてくれた「第3回・藤澤宿遊行の盆」でした。
本レポートの作成にあたり藤沢商工会議所のご協力を頂きました。どうもありがとうございました。
ガイド
紀行
盆踊りを楽しむ
雰囲気
文化
踊り
ファッション
音楽
盆踊り情報
データベース
用語辞典
リンク集
資料集
ギャラリー
盆踊りの知識
枠組み
歴史
音楽文化
お盆入門
このページはリンクフリーです。Copyright (c)2002 bonodori.net
E-mail info@bonodori.net