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全国盆踊り


踊り日程・プログラム

日程 −日本「最長期間」の盆踊り

 郡上踊りの大きな特徴は、その開催期間の長さです。お盆を中心に、7月中旬の「踊り始め」から9月初旬の「踊り納め」まで、実に1ヶ月以上にも及ぶ長大な開催期間は、文句なしに日本最長の盆踊り期間といえるでしょう。

 踊り始め

 縁日踊り
 この間、ほぼ毎日町のどこかで踊りが開かれます。それぞれ開催場所にちなんで「秋葉祭り」「電気地蔵祭」などの名前がつけられ、縁日踊りと呼ばれています。
また「仮装コンクール」のようなイベントが日程の合間にはさまれます。
 
  徹夜踊り
  なんといっても圧巻なのは「徹夜踊り」。8月13日〜16日の4日間は、明け方まで徹夜で盛大に踊り明かします。
  もっとも暑い盛りのお盆のど真ん中に、もっとも踊りが盛り上がります。集客もピークに達し、この期間は郡上八幡の町中が異様な熱気につつまれた感じになります。「郡上踊りの本当の姿を見るなら、徹夜踊りにこなきゃ」と、地元の人たちは口を揃えてそういいます。
 本当の踊り好きは夜半から

 雨でも踊った99年 
 
  現代の都会の盆踊りは、宵の口に始まってだいたい9:00ころには終わってしまうところがほとんどですから、「徹夜で踊り通すとはなんと踊り好きの土地だろう」と考えてしまいます。しかし、実は昔は盆踊りはどこの土地でも徹夜で踊り明かすのがふつうでした。これは、「祭りのメインタイムは夜中」という、太古からの日本の祭りの伝統によるものです。実際、今でも長野県の新野などいくつかの土地では「徹夜踊り」の伝統が残っています。こうした伝統を土地の人が愛し、大切にしてくれたおかげで、わたしたちはいまでも本来の盆踊りの姿を、生きた形で体験することができます。こうしたことも、郡上踊りの語り尽くせぬ魅力の一つとなっています。
 

 踊り納め

 イベント


 
プログラム    
 1日のプログラムは、
  「かわさき」を中心に、他の踊りを適宜はさんで 最後に「まつさか」
雨が降っても気にせず踊ります。「大雨洪水警報が出るまでは踊り続ける」といわれています。

 
踊りの場所

郡上踊りは、郡上八幡町内の様々な場所で踊られます。

旧役場前広場
踊り始め、踊り納めなどの特別なイベントの時は、「旧役場前」の広場で踊ります。
まちのメインストリートのつきあたり、吉田川に面した文字通り郡上八幡の中心に「旧役場」があります。木造のすてきな建物で、郡上八幡の町の大切なランドスケープの一つです。
広場の上空には、郡上踊りの開催期間中大きな「切子灯籠」が吊されています。

新町

橋本町
昔の郡上八幡のいわば「ダウンタウン」にあたるもっともにぎやかな場所。江戸時代の街並みの構造を残す通りで踊ります。


踊りの施設

踊りやぐら −踊りの盛り上げ役
踊り会場の真ん中には、毎晩「踊りやぐら」が据えられます。
やぐらの中には「音頭とり」と「囃子方」が陣取り、うたと伴奏を一手にひきうけます。いわば踊りの「盛り上げ役」であり、また郡上踊りの「踊り風景」を構成する重要な要素でもあります。

日中は道路脇などに置かれていますが、踊りの開催時間になると引き出され、提灯に火が入り、踊り会場の気分がぐっと高まります。

やぐらの内部は畳が敷かれ、マイクや楽器、座布団など囃子方の道具や設備が備えられています。周囲には提灯が巡らされるほか、現在の踊りの名称を示す表示板(郡上踊りには10種類もの踊りがあるため)も掲げられています。

郡上八幡の「踊りやぐら」は、大正時代にはじめてつくられたもの 現在のものは○代目にあたります。
それ以前は「踊りやぐら」はなく、町の随所で、思い思いの踊りの輪が広がっていました。

三味線など「囃子音楽」の盆踊りへの導入
踊りの輪の統一 などと深く関わる施設です。

踊りやぐら

切子灯籠(きりこどうろう)
郡上踊りの中心となる「旧役場前」の広場の上空に、ふしぎな形をして、あざやかな装飾をつけた大きな灯籠が吊されていきます。これが切子灯籠で、踊りの期間中、この場所にずっと飾られています。
また、よく見ると「踊りやぐら」の天井にも、可愛らしい小型の切子灯籠が飾られているのがわかります。

この切子灯籠は、もともと精霊の「依り代」となるもので、いまでも新しく亡くなった人の魂(新精霊)の供養のため、家の中の仏壇などに飾る地方は少なくありません。
また、四方に角を持つ特徴的な形は、、魔除けの民俗である「籠」(こ)に由来するもので、「切子」とは「切籠」の意であると考えられています。

切子灯籠が、踊りの期間中つねに会場に飾られていることは、とても象徴的です。これは、郡上踊りが先祖の霊や新精霊を迎えて、ともに踊るという盆踊りの本来の目的を示しているのです。

もっとも現代では、切子灯籠が何かを知らない人も増え、また精霊とともに踊っていると意識している人もいないでしょう。しかしながら、毎年必ず飾られることで、こうした先祖の「記憶」を言葉によらずに語ってくれる、ゆかしいアイテムです。

旧役場前上空の切子灯籠

踊りやぐらの中の切子灯籠
さまざまな提灯
戦後になって導入されたものと思われますが、メインストリートには大提灯が吊されて風に揺れており、訪れた人の目を惹いています。また店先などには小さな提灯が飾られます。
さまざまな提灯は、意識されているとされていないとに関わらず、盆踊りが「火の民俗」であることを思い起こさせます。
町の雰囲気をさりげなく盛り上げる役割も持っています。

通りの上の巨大提灯

軒先の提灯
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