踊りを新たに作ったり、盆踊りイベントを新規に開催するのは、なかなかハードルが高いと感じるかもしれません。
ただ、自分たちが楽しめるものをやる、というのが、盆踊りの原点だと思います。
私たちの経験から、盆踊りづくり、のポイントを紹介します。
1.企画・計画
踊り場所、対象者、規模、人集めの方法、コンセプト(どんなタイプの踊りをするか)の設定を整理します。
また、協力してもらえるスタッフや、準備を含めたスケジュールを組み立てます。
一般的なイベントの設定や、仕事の組み立てなどと同じ流れです。
2.踊りを教える人を探す
地域に、民謡民舞連盟や、◯◯流のお師匠さんがいれば、そちらに相談するとよいと思います。
全国のスタンダードな踊り、歌謡曲への振り付けなどをご存知な場合が多いです。
なお、他の盆踊り大会で振りをざっと覚え、動画などでチェックする方法もあります。
オリジナルで踊りを作る場合は、後述します。
3.「音頭とり」をみつける
民謡民舞連盟関連で、紹介いただける場合は、生歌の方を呼ぶことも可能。難しければ、CDやデジタル音源で、対応可能です。
また、太鼓チームが地元にある場合は、デジタル音源に生の太鼓をつけるお願いもできます。
4.機材の準備
やぐら、踊り提灯、音響
レンタルサービスがあります。なお、やぐらはなくても大丈夫ですので、簡単なスピーカーと、自前の飾り付けでも、可能です。
5.オリジナル踊り創り
オリジナルといっても、曲まで作る方法と、踊りだけ作る方法があります。踊りだけの場合、ダンスなどの素養がある人なら、創作可能と思います。
音楽は、市販のものの中で、リズムが歩くくらいの速さで、参加者全員が楽しめそうなものを選びます。
踊りは、輪になって、長く疲れずに続けられることを念頭に、できるだけシンプルにするとよいと思います。
6.オリジナル曲作り
作曲ができる人の力を借りる必要がありますが、コンセプトを決め、詩を整理して、オリジナルの盆踊り曲を創ることも可能です。盆踊りというと、◯◯音頭となりがちですが、参加の皆さんが共感できるものなら、特に何でもよいと考えます。
7.全体として
盆踊りは、「こうでなければ」という型がなく、自由なものです。時代を経て、受け継がれてきた理由は、そこにあります。踊りが下手でも、踊ってよく、音楽の選択も、皆で踊れれば、ジャンルの制約はありません。
是非、チャンスがあれば、盆踊り作りにトライしてみてください。